第3回公認心理師試験を6か月で合格する!【現任者向け】

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【公認心理師】<過去問研究>第3回:問78

問78 公認心理師が、成人のクライエントの心理に関する情報を医療チームに提供する場合に事前に必要なものとして、正しいものを1つ選べ。
成年後見人の同意
②クライエント本人の同意
③医療チームが作成した手順書
④ストレングス・アセスメント
⑤シェアード・ディシジョン・メイキング

 

<解答>②

 

<解説・講評> 難易度★(即答できる)  

①△ 確かに成年後見人がいる場合はその方が望ましいが、原則としてできる限りクライエント本人の同意を事前に取るように努めるべきである。

②◯

③✕ 手順書があったとしても、その手順を実行する大前提としてクライエント本人の同意を得ることが事前に必要とされる。

④✕ ストレングス・アセスメント(強みの査定)は、クライエントに関する情報提供された後でも医療チームで検討できるので、必ずしも事前に必要ではない。

⑤✕ シェアード・ディシジョン・メイキングは、新しいインフォームドコンセントの在り方であり、情報提供には直接的に関係していない概念である。

 

<講評>

医療倫理に関する問題で、クライエントに関する情報の集団的守秘義務の考え方を問われている。情報提供にあたって『クライエント本人の同意』を最大限に尊重するという基本姿勢さえ分かれば解答できよう。

選択肢として、「ストレングス・アセスメント」「シェアード・ディシジョン・メイキング」など、見知らぬカタカナに気を奪われるが、前者は直訳すると「強みの査定」であり、後者は直訳すると「意思決定の共有」と直訳でき、英語力だけで情報提供とは直接的に関係していないことが分かる。よって★1つとした。後者だけ、真新しい概念のため、概要を確認しておきたい。

  • シェアード・ディシジョン・メイキング(Shared Dicision Making<SDM>;共同意思決定):医療者と患者が、医学面のエビデンスや患者の価値観を互いに共有し、患者にとって最善の治療方針を一緒に決定すること