現任者による現任者のための「公認心理師」試験合格を応援するブログ。【Gルート】

第3回公認心理師試験の合格後、登録証が届いたのでようやく落ち着きました。以降は第4回・第5回公認心理師試験に向けた内容を少しずつ書いていきたいと思います。All rights reserved 2019 みやび

はじめに

当ブログへのご来訪をありがとうございます。みやびと申します。

第3回 公認心理師試験を受験するにあたり自身の学習管理のためにブログを開設しました。

Gルート(実務5年+講習会)での受験を予定していますので、「現任者」という立場から

  • 目標  :7割(161点)以上を安定して取れるように(合格点は6割:138点)
  • 勉強方法:一般参考書やインターネットを活用して独学で
  • 勉強時間:日々の仕事や育児の合間を縫って効率よく(1日2時間くらいは本当は取りたいですが、疲れていたりどたばたしたりが多分にあるかと思います)

をコンセプトに試験対策の勉強を行い、日々綴っていければと思っています。

公認心理師試験の受験を同じく考えていらっしゃる方に、少しでも参考になることがあれば大変嬉しいです。

どうぞよろしくお願します。

★更新情報★

5/21(金)

「過去問研究」の一部修正が終わりました。

 

【第4回公認心理師】令和3年度版のブループリントについて

※第3回のときに書いた記事を、第4回向けに加筆・修正しています。

 あらゆる国家試験を受験するうえで、やはり無視できないのは公式の試験出題基準です。公認心理師試験の場合は「ブループリント」と呼ばれるものが存在しており、概ね年度ごとに随時更新されています。実際に先月、令和3年度版(つまり、第4回受験者向け)のブループリントが日本心理研修センターで公開されました。

今が2021年であるにもかかわらず、ファイル名が「201912」 という末尾で終わっていることからも想像がつくかと思いますが、結論として、出題基準については前回からの明確な変更点はありません変わったとすれば試験委員の方です(官報を見たら確認ができます)。確かに試験委員の専門分野を分析して第4回の対策に生かせる場合もあると思いますが、個人レベルでやるのは手間がかかりすぎますし、そのような作業は資格系予備校の先生などが必要性に応じてすればいいのかなと思います。そもそも、試験委員の趣向に合わせて勉強をするいうのは、国家試験の勉強として方向性に歪みが生じるリスクの方が高いように感じます合格に向けた試験勉強は、効率的にやることが大切なのであって、抜け道や近道というのはおそらくないものだと思っています。地味でモチベーションも上げにくいですが、ブループリントを分析して全体の骨組みをつかんだうえで、心理学の基礎の部分からこつこつと積み上げて追い込みを進めていくのが今できる最良の方法の1つかと思います。ブループリントについては、過去記事を部分的に改めて示しますので、ご関心のある方はぜひご確認ください。

***

 公認心理師で出題される内容として、大項目が全部で24項目あります。出題割合もおよその割合ですが、具体的に示されています。24項目を私なりに分析して、5つのカテゴリーにまとめたのが以下の表です。

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第4回公認心理師試験の出題範囲とその問題配分

注)順番を適宜入れ替え、5つのカテゴリーに分けて配色し、注目すべき内容・数字は赤字で強調した。

① 「公認心理師」について

② 心理学の全般的知識

③ 心理アセスメント・心理支援

④ 5領域の実践的知識

基礎医学+精神医学

 最も出題が多いのは「④5領域の実践的知識」で、ここから約40%の出題がされます。想像以上に割合が高くて驚きを隠せません。ただ、5領域の中でも、「福祉(障害者・児含む)」「教育」「健康・医療」の3領域の比重は約30%と高くなっていることが確認できます。私が特に苦手としている領域は、「司法・犯罪」と「産業・組織」なので、3領域の補強を先に終わらせて、最後に足せる部分だけ、この2領域の知識を詰め込めたらいいなと思います。

2番目に出題が多いのは「②心理学の全般的知識」で、ここから約22%の出題がされます。注目すべきは「発達」の比重が約5%と最も高くなっているという点です。臨床心理学が心理学史を含んでせいぜい約3%で、それ以外はすべて約2%ですから、発達的観点をかなり重視していることがうかがえます。私の場合は「脳と神経の働き」(いわゆる神経・生理心理学)は苦手なので、補強しておきたいです。

3番目に出題が多いのは「①「公認心理師」について」で、ここから約17%の出題がされます。この①はどの人にとっても初めて学ぶ内容になるので、勉強をした分だけスムーズに点数が伸びていく内容だと思われます。

4番目に出題が多いのは③心理アセスメントと心理支援で、ここから約14%の出題がされます。注意点としては、事例問題” がメインになる分野だという点です。出題の割合は少ないですが、事例問題は 1問3点” ですので、試験得点への影響度としては、5領域に匹敵するかと思われます。やはり臨床心理士試験の過去問などで、事例問題に対する感性を高めておく必要があると思います。

5番目は「基礎医学+精神医学」ですが、ここからは約9%の出題がされます基礎医学と精神医学がほぼ同割合です。私は基礎医学が非常に苦手なので、そちらを補強しておきたいです。

最後に、出題範囲に関するまとめです。

「①公認心理師について」は、ほぼ独立しているので、順序関係なく勉強ができると思いますが、それ以外は ”積み上げ式” になっているので、学ぶ順番が大切になってくると考えています。私の見解としては、

「②心理学の全般的知識」&「⑤精神医学」 ⇒ 「④5領域」 ⇒ 「③心理アセスメントと心理支援」&「⑤基礎医学

という進め方がよいように感じます。

【第4回公認心理師試験】第3回までの公認心理師試験の情報集約ページについて

おはようございます。また記事を書くのがしばらくぶりになりました。

合格後も気づいたときに日本心理研修ンセンターのHPを見るようにしているのですが、今までの試験に関する情報が整理されているページを今更ですが見つけましたのでお知らせしたいと思います。

 

◆ (日本心理研修センターHPより)第3回公認心理師試験 合格発表

http://shinri-kenshu.jp/support/examination/examresults_2020.html

 

第3回だけでなく第1回や第2回の過去問、解答、合格者状況などもこのページの末尾「その他」に整理されていてそれぞれリンクに飛ぶことができます。先日、第3回までの動向については以下の記事にまとめていますのでご関心のある方はそちらをご確認ください。

blackcat-blues96.hatenablog.com

 

【第4回公認心理師】試験対策(20)総合対策本を試し買いしてみました

こんばんは。5月もあっという間に残り数日となりました。

 試験対策として何をすればよいか、試行錯誤こそするかと思いますが、必ず通るべき道があるとすれば、「過去問」を使った勉強です

今回、第4回の試験ですので、過去問は全部で第1回~第3回まで全部で3回分+第1回の追試分の合計4回分、手元に揃えられることになります。問題だけ手に入れたいのであれば、厚労省のHPあるいは日本心理研修センターからダウンロードできます。プリントアウトさえできればお金も一切かかりませんし、まさに究極の試験対策です。

過去問を有効に使う方法は人それぞれだと思いますが、実体験からは、

(早期から少しずつ、時期をある程度空けながら)模試としてきちんと時間を設けて解く』⇒『答え合わせをする』⇒『間違えた問題・不十分だった内容の復習をする』

という流れがよいように感じます。(「分野ごとに過去問をやる」のが一般的な国試対策の正攻法ですが、公認心理師試験の場合は現時点で過去問が蓄積されていないので、ばらして使うのはもったいないと思います)実際、合否は総合得点で決まるので、午前・午後の計154問をいかにバランスよく解くかという力が当日に向けて必要になってきます。

ただ、間違えた問題の復習を独力でやったがために時間がかかりすぎてしまうと困るので、そうした場合は、市販の過去問解説本を利用するとよいかと思います。私は見やすさ重視で、過去問解説本についてはペンギンシリーズを使っていましたが、知人数名が総合対策本として『赤本』を使ったとのことだったので、試しに買ってみることにしました。

真っ赤な表紙で、A4サイズの大きさ、辞書のような厚みがあって、存在感をものすごく感じる本ですね。

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『赤本 公認心理師 国試対策2021』(講談社

河合塾KALS監修で、坂井 剛先生と宮川 純先生のお二人が主で執筆された参考書です。

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『赤本』の紙面の一例

総合対策本の構成としては、「概要講義」⇒「ブループリント全キーワード攻略」⇒「一問一答」⇒「国試+KALS模試」という4ステップで、各分野の学びを深める構成になっています。”要約ブック・用語集・一問一答・過去問演習をこの1冊に全て詰めました!”という強い思いを感じられます。また、特に宮川先生は、YouTubeなどで頻繁に公認心理師試験の情報や講義を配信されていらっしゃるので、本書での学習と並行して、先生の講義動画なども見ると相乗効果があるのかもしれません

確かにこのボリュームをきちんと取り組むことができたら合格点は取れるように思いますが、日々の勉強で持ち運ぶのがちょっと大変なうえに、私の個人的な感想としては、大きくぶ厚いサイズのわりには、ぼやっとした・くすんだような紙面になっていて、印字が不鮮明でどこか読みにくい印象です。あと、1点構成上気になったのが、過去問索引がないことです「●回の◇問の解説が見たい」と思っても、どこに書いてあるのか、分野別に展開されている本書の中から自力で探さないといけないのは、すごいストレスだなと感じました。

ただ、1冊の本で読み倒したい、というタイプの方には向いているかな、とも思いますし、資格系予備校としても確固たる地位をしている河合塾系列ですので、効率のよさは見込めるのではないかなと思いますので、参考にしていただけたらと思います。

【第4回公認心理師】試験対策(19)肌身離さず持つ1冊として、もう一つの候補はこれ!

第4回公認心理師試験まであと3か月ほどとなりました。

第3回のときに知識の整理と定着に公認心理師試験基礎用語集』(遠見書房をお勧めしました。それはそれで、私としては正しい選択だったと思うのですが、当日、試験会場を見渡すと、3人に1人くらいの割合で、表紙にペンギンの挿絵が入っている参考書を使って直前の見直しをしていました。こちらは翔泳社という出版社が出しているシリーズ本で、過去問、要約ブック、一問一答集の3本柱で構成されています。

あまりにそれが印象的だったので、本屋で手に取ってみると、要約ブックだけ今年の3月に改訂されていました。第4回受験の方でこれから要約本を購入される方には非常に良いタイミングかと思いますので紹介をしたいと思います。

 

公認心理師 要点ブック+一問一答 第2版』(翔泳社

いま第4回受験のタイミングで試験対策本もそこそこ出版されている中、それにもかかわらず、ペンギンシリーズの参考書が大多数の受験者に広く利用されているという事実は、実に興味深いです。勉強するときに、表紙のペンギンに少し心が癒されるような気さえしますね。

大きさはB5サイズで、柔らか素材のためにページがめくりやすいです。実際に中身を開いてみると、赤系の2色刷りで、隠して覚えられるように赤シートもついています。

公認心理師 要点ブック+一問一答 第2版』(翔泳社)の一例

公認心理師試験基礎用語集』は文章メインで、たまに図表がありましたが、情報量を充実させるために紙面をぎゅうぎゅうにつかっている節がありました。それに比べると、本書は盤面率が低く押さえられていて、ぱっと開いたときに抵抗感なく、そのページの内容がすっと入っていくように思います。要約ブック、という位置づけなので、本書だけでは足りず他書も活用する必要がありますが、要約本にありがちな、“とりあえず出そうな用語を網羅しただけ”という不親切なものではなく、とっつきやすさがあり、より覚えやすくするための視覚上の工夫がきちんとなされているなと思います

興味のある方は、本屋等でぜひ現物を確認してみてください。

【第4回公認心理師試験】第3回の合格者内訳から見る試験の動向と効果的な試験対策

(※備考 この記事は第3回の対策のときに書いたものを追記・修正しています)

 

受験区分と合格率

第1回~第3回までの公認心理師試験結果について、厚労省の報道資料から部分的に引用をしたのが以下の表です。

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第1回~第3回までのルート別合格者内訳

注)Cルートは割愛して、D1・D2ルートを合算して「Dルート」(科目読み替えが可能な臨床心理士および取得見込者の受験者枠)としてまとめて表記しました。「全体」は他ルートも含む合計のため、表上の合計とは一致していません。

まず、第1回から第2回にかけての推移としては、第1回の全体合格率が79.6%に対して第2回の全体合格率は46.4%で、受験区分によらず全体的に合格率が激減しています。試験問題が相当に難化したものと思われます。

その一方で、第2回から第3回にかけては、受験者数や合格率に大きな変わりはありませんが、Eルート(学部科目は読み替えをし、院科目は公認心理師養成カリキュラムを実際に履修した受験者)が初めて受験に参入する回となっています。合格率について受験区分で比較すると、


  • Eルート:かなり高い(第3回:81.0%
  • Dルート:やや高い(第1回:80.2%、第2回:56.2%、第3回:57.7%
  • Gルート:やや低い(第1回:72.9%、第2回:41.8%、第3回:50.0%

という傾向を確認することができます。

問題は年々難化している傾向があるにもかかわらず、院の科目のみとはいえ公認心理師養成カリキュラムをリアルタイムで履修したEルートの合格率の高さは驚異的です。逆をいえば、「現行の『公認心理師養成カリキュラム』に準じて勉強すること」こそが、最も効果的な公認心理師試験対策である、ということが示唆されます(※Eルートは学んだ直後に受験、Dルートは人によっては卒業してからかなりブランクが空いた状態で受験、という時期的な違いも大きく出ているかもしれないです)

当ブログではGルートを想定して、様々な市販の参考書などを紹介してきましたが、第3回のこの結果を見ると、もし現実的に可能であるなら、

  • 知人やSNSを通じて、『今回、Eルートで合格をした人』と繋がりを持ち、試験対策について勉強法や大学・大学院での講義内容を教えてもらう、レジュメなどをコピーさせてもらう、実習の様子などをヒアリングする

というのが、公認心理師試験に直結した知識を学ぶより良い方法の1つなのではないかと思いました。

 

★お詫び:過去問研究の記事内容について

日頃より当ブログをご覧いただいている皆様へ

 

数多くあるブログの中より、こちらへ足へ運んでくださってありがとうございます。現在、第4回公認心理師試験に向けて、勉強を本格的に進められている方も多いことかと思います。

 さて、「過去問研究」のカテゴリーに入れている、第3回の問題および解説ですが、私自身の第3回受験後、自分のための自己採点と自己復習のために執筆したもので、誤った部分があることを承知のうえで、それでも読者の皆様に参考にしていただける部分が少しでもあればと思い、随時、記事として書き進めていました。しかし、結局、私自身が年度末で多忙になりすぎて、午後の始めあたりで中座してしまい、2/12(金)の正式な結果発表の日をそのまま迎えてしまいました。

現在、5月にもかかわらず、私が当時間違えていた問題などを直しておらず、現在読まれた方で困惑された方もいらっしゃったと思います。本当に申し訳ございません。

 今まで掲載しているもので正式解答と異なる見解を出していた部分は、できるだけ近日中に追記をして直しておきたいと思います。(問題の冒頭に但し書きをして、修正したことが分かるようにしたいと思います)

取り急ぎ、皆様にお詫びまで申し上げます。何かございましたら、コメント等でまたお伝えいただけたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

【第4回公認心理師試験】資格取得の流れ(2-1)現任者講習会を受講する

(備考)※第3回で書いた記事を第4回向けに加筆・修正しています。 

 

(再掲)Gルートの主な流れ


  1. 自身が「現任者」であることを確認する
  2. 現任者講習会を受講する
  3. 願書を取り寄せ、必要書類を提出する
  4. 公認心理師試験を受験し、合格する
  5. 合格確定後、公認心理師の登録を行う

今回は、2について書きます。

2. 現任者講習会を受講する

現任者講習会を開催するには厚労省からの正式な許可が必要であり、審査を経てその許可が下りた団体名が厚労省のHPに掲載されます。所定の内容について計30時間、きちんと学習できればどの団体の研修であっても根本的には変わらないはずですので、

  • 予定のつきやすさ(開催時期、4日集中 or 土日祝日への分散 など)
  • アクセスのしやすさ

などを考慮して決めたらよいように思います。

ただ、公認心理師の資格試験の管理運営は「日本心理研修センター」が担当しているので、「日本心理研センターの講習会を受講した方がなんとなくいいのかな」と思い、私はその講習会に申し込んで受講しました。

注意すべきは、現任者講習会は実質的に受験前年度には受講を終えていなければならないという点です。

たとえば、この記事を読んで「第4回公認心理師試験を受けたい!」思った場合に、5年の経験がたとえあったとしても、この時点でまだ現任者講習会を受講していなかったら、どう頑張っても今年は受験できません。最短で受験できるのは次年度になります。

・・・ということは、”第5回での受験から”ということになるのですが、経過措置は第5回分までですので、1発合格を必ずしなければならない、という状況になります。

 

現任者講習会は、5年の経験がなくとも、誰でも受講することができるので、とにかく受けられるタイミングで先立って受講すると、安心かと思います。